ジョニー・グリフィンのブルー・ノートのリーダー・アルバム2枚を聞いた後で、この『The Congregation』を聞くとがっかりだ。前2作にあったテンションの高いアップテンポなプレイがここにはない。1曲目からの4曲がメディアムテンポでしみじみと吹いてる感じ。最後の〈It's You Or No One〉がアップテンポだが、どれもこれといって特長のない演奏が続く。これまでのスタンスを変える特別な理由がこのアルバムにこめられているのかも知れないが、どーにもよく分からない。グリフィン自身の曲は〈The Congregation〉と〈Main Spring〉の2曲。ジョン・ジェンキンスの曲〈Latin Quarter〉も演ってるが、どれも同じに聞こえる。スタンダードの〈I'm Glad There Is You〉なんかムードミュージックかと思った。気になるんで、名曲解説書をあたったら、スイング・バンドのジミー・ドーシーのナンバーだ。このグリフィンの演奏もモダン・ジャズというよりも限りなくスイング・ジャズに近いと思う。ぼくはグリフィンのハードバップを聞きたいんで、こういうのは聞きたくない。
ブルーノート第1作の『Introducing Johnny Griffin』と同じワンホーン・カルテットだが、リズム・セクションの音が全く違う。ここでのピアノ、ソニー・クラークも聞き所がなかった。
Johnny Griffin / The Congregation
BLUE NOTE 1580
Johnny Griffin, tenor sax
Sonny Clark, piano
Paul Chambers, bass
Kenny Dennis, drums
1957.10.23





